Introduction of the facility
施設の紹介
JAPAN Premium
SANRIKU・IWATE
浜の台所CASセンター竣工
最新のイノベーションを導入したキッチンが動き始めました。
「三陸とれたて市場」では、新鮮な魚介類を利便性高く皆様のお手元へとお届けするために、次世代型の臨海調理加工施設を世界三大漁場いわて三陸海岸に整備しました。
HACCPに準拠する加工動線の設計、世界的に注目される最新の凍結技術CASの導入など、鮮度を大切にしてきた僕たちは、新しい時代の便利と安心安全を求めて、生産者と二人三脚で魅力ある産地創りに取り組んでいます。
加工施設レイアウト
下処理室(原魚処理室)
市場での買付けや、漁師さんから直接持ち込まれた新鮮な魚介類は、すべてこの下処理室に運び込まれ、選別作業、内蔵・ウロコの処理など、細菌汚染リスクが高い処理を集中的に済ませた後、パススルー冷蔵庫で連絡する高規格処理室へと作業が引き継がれます。
塩水を電気分解して得られる電解次亜水生成器の設置等により、雑菌増殖の対策も図られています。
更衣室(清浄区域入室準備室)
魚の身に包丁を入れる工程の増えるこれからの作業は、完全空調で空気清浄も機能する高規格処理室での対応となり、エアシャワーが設置された更衣室から専用の白衣へと着替えて、スタッフは作業に向います。
交差汚染を避けるために、下処理室との動線も明確に切り分けた作業空間を確保し、生産物の更なる安全性向上に務めます。
鮮魚加工室(鮮魚処理)
下処理室で内蔵抜き、ウロコ処理が終わった魚介は鮮魚加工室へとパススルー冷蔵庫を経由して供給され、本格的な調理加工作業に入ります。
三枚おろしなど一次処理製品の製造や、加熱調理製品の製造に必要となる原料魚介の調整等、商品の利便性を高める基本作業が、この部屋で行われています。
調理加工室(加熱調理)
前浜で水揚げされた高鮮度の魚介類は、素材を扱い慣れた浜のおかあさん達の手仕事により、お料理へと生まれ変わります。
漁師めしの製造や研究開発等、独自商品の企画製造はもとより、レシピ持ち込みによる製造委託も可能とするなど、小ロット高品質製品の企画製造を得意とする生産環境を整備しています。
CAS凍結室
最新の技術CASを導入した凍結処理室の整備により、世界三大漁場・三陸で水揚げされる高品質な魚介ならびに漁師料理が、産地品質そのままに凍結封印処理され、全国・全世界へと送り出されていきます。
添加物、安定剤、調整剤に頼らない、素材の風味を最大限に活かした各種商品は、この部屋で一時間程度の凍結処理が行われたのち、低温保管庫に移されて出荷の時を心待ちにしています。